VR動画を楽しんでいるときに、体調を崩してしまった経験はありませんか?
いわゆる「VR酔い」です…!
VR酔いはVR利用者が必ず直面する悩みです。
VR酔いを抑えるためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
今回はVR酔いの対策を紹介しようと思います。
VR酔いはなぜ起こる?
そもそもVR酔いはなぜ起こるのでしょうか?
VR酔いは自分が体感している感覚と、脳の認識のズレが原因になるそうです。
例えば止まっている電車に乗っていて、向かいの電車が動き出したとき、
自分が乗っている電車が動いているように錯覚したことはありませんか?
もちろんレンズの解像度など他にも原因はありますが、一番の原因は「感覚のズレ」です。
VRでは自分自身の視点の高さとは違う高さで移動したり、体は動いていないのに視界は高速で移動したりします。
こうした感覚のズレによって、VR酔いが引き起こされていると言われています。
VR酔いの症状
VR酔いの症状は乗り物酔いの症状によく似ており、頭痛や吐き気、フラつきといった症状が見られます。
VR酔いを起こしてしまったら無理に動かず、遠くを眺めたり安静にして症状が治まるのを待ちましょう。
無理に動いても症状が改善するわけではありませんし、倒れてケガをしてしまう可能性もあります。
症状の改善には「寝る」のが、一番手っ取り早くてオススメです。
VR酔い対策
VRを利用すればVR酔いを避けて通れませんが、起こさないに越したことはありません。
VR酔い対策としてできることはあるのでしょうか?
無駄な動きを減らす
VR映像は周囲を見渡したり回転して楽しんでしまいがちですが、できるだけ無駄な動きは減らすようにしましょう。
動けば動くほど、体と脳に認識のズレを自覚させてしまいます。
また3D映像自体も酔いやすいので、急な視界の移動は避けた方が良いでしょう。
ちなみにイスに座ると、体が安定するので無駄な動きを減らしやすいです。
視聴時間を短くする
長時間VRを利用していれば、当然VR酔いを引き起こしてしまいます。
VRを視聴する時間自体を短くすることで、VR酔いを引き起こす前に休憩を入れるようにしましょう。
30~60分でVR酔いを起こす人が多いようですので、30分を目安に休憩を入れるのがおすすめです。
遠くを眺めたり、目を温めて疲労を取るアイマスクで目をケアしてあげるのも良いですね。
体調に変化を感じたらすぐに止める
VR利用中に体調の変化を感じたらすぐに止めるようにしましょう。
そのまま続けていても症状は悪化しかしません。
体調が悪化していくのを我慢してぐったりするより、大人しく中断して体調が戻ってからVRを楽しんだ方が良いですよね?
続けたいのはわかりますが、症状の軽いうちなら体調が戻るのも早いです。
またVR酔いは、体調が悪いときほど引き起こしやすいため、普段から自分の体調は意識しておいた方が良いでしょう。
酔い止めを飲む
個人差はあるようですが、VR酔いにも酔い止めが効くようです。
VRのために酔い止めを飲むのは気が進まない人もいるでしょう。
対策の一つとして覚えておくと良いと思います。
酔い止めは通常の使用方法と同じく、VRを使う30分前に飲んでおきましょう。
VR酔いに慣れる
VR酔いには慣れることができます。
何度もVRを利用していると、徐々に動きを予想できるようになるため、感覚のズレが少なくなるようです。
ただしVRを酔いを起こさなくなるわけではないので、慣らすのは無理をせず少しずつにしましょう。
まとめ
VRは目の前にモニターがある状態ですので、目にかかる負担が大きくなります。
目を温めて疲れを取るアイマスクや目薬などで、ケアするようにしましょう。
目の疲労が軽くなれば、それだけ体調も良い状態に近付きます。
VR酔いは今後メーカー側で改善されていくでしょうが、今は自分で対策するしかありません。
VR酔いに対して今自分ができることを行い、VRをより快適に楽しめるようにしましょう!
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